ピーリングについてのあれこれ


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ピーリングとは、「皮を剥ぐこと」を意味していますが、皮膚の表面を病変共々除去し、健常な組織で置き換えることです。皮膚はその表面を剥がすと表皮細胞の活動が活発になり表皮を再生する性質があります。この性質を使って皮膚を新しく生き返らそうというのがピーリングです。

白人に深いピーリングがはやった時代がありました。
というのは、白人は皮膚が薄くてしわができやすく、それを深いピーリングで改善できるからです。
それでも成功率は8割。2割の人にはトラブルがあります。
まして、東洋人はベータカロチンをたっぷり含んだ厚い皮膚をしておりシワができにくく、シミができやすいので、ピーリングではむしろシミが悪化したりするトラブルの可能性が高まります。日本人には深いピーリングは絶対に適していません。私たちは決して表皮より深く皮膚を痛めてはならないのです。


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では、日本人においてはどんなピーリングがあっているのか?
それは、非常に浅いピーリングを回数をかけて行うことが一番です。
不要な角質をはがれやすくして正しい新陳代謝のリズムを取り戻すとともに、ピーリングの後皮膚の浸透性が高まるのを利用して、後に塗る有効成分をよく浸透させるということです。


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クリニックでは、乳酸、サリチル酸、グリコール酸とケミカルピーリングは色々ありますが、私が大好きなのは乳酸です。
(乳酸は臭くないとダメです!というのも、天然と人工で、効果が同じ成分もありますが、乳酸は天然でないと効果がありません。自宅で使うピーリングのダーマラックローションは少し独特のにおいがしますが、10年以上使っておられるファンもいっぱいです!)

そして、ascで行うAHA(乳酸)トリートメントは2種類あって、そのときのお肌に合ったものを選んでいきます。ラックマスクトリートメントと、ラックトリートメントです。
ちなみに、私のお気に入りはラックマスクトリートメントです (^_^)


ラックマスクトリートメントは、成長因子が増えると言われているので、ハリが欲しい方、美白も欲しい方にぴったりで、最近増えてきています。
もちろんそのあとに、イオントフォレーシス・ソノフォレーシスを組み合わせて、ビタミンA・Cの補給を最大限に促します。


次回は、くわしく患者さんのケースでご紹介しますね。