紫外線対策スキンケアのススメNo.2 ~日焼け(紫外線)は、健康(肌)に良いことはひとつもないってホント?!~

前回は、「シミ・しわ・たるみ、さらに恐ろしい皮膚ガンの原因は、『光老化』という紫外線の害の積み重ねである。しかし自然の老化と違って予防することも治療することもできる。」というお話でした。でも、骨を丈夫にするためには紫外線を浴びないといけないと思っている方もおられませんか?実は骨の為には何時間も紫外線に当たる必要はなく、1日に15分以内くらいで良いのです。どうやら、日焼け(紫外線)は、健康(肌)に良いことは一つもないって本当のようです。子供の時から上手に太陽と付き合って、遺伝子にムダな傷を負わないようにすることが大切ですね。

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さて、私たちが浴びる紫外線のうち波長の長いものが「A波(UVA)」、短いものが「B波(UVB)」です。紫外線B波は、皮膚の上の方の表皮までしか届きませんが、紫外線A波はもっと奥深くの真皮まで届きます。ヒリヒリして赤くなる日焼け(サンバーン:sunburn)は、紫外線B波の極めて分かりやすいダメージです。紫外線A波は、紫外線B波と比べてエネルギーは500~800分の1と弱いのですが、約1,000倍もの量が私たちに降り注いでいます。さらに、紫外線A波は雨でも曇りでも降り注ぎ、皮膚の奥の真皮まで進入します。やっかいなことに、A波からダメージを受けても、すぐに目には見える変化はありません。ダメージは累積していって、歳を取るにつれて目立つようになります。「紫外線は肌にたまる」というイメージですね。紫外線のダメージはA波はAgeing(老化)、B波Burn(やけど)と覚えると良いかもしれません。

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 では、紫外線についてのQ&Aです。
Q.曇った日には、日焼けしない?
A.間違いです。薄い雲の場合、紫外線の80%以上が通過します。また、紫外線の中でもA波は、曇りの日でも雨の日でもいつもと同じように降り注いでいます。

Q.紫外線が最も強いのは夏?
A.紫外線量は、日本の季節では3月から急増し、7・8月頃にピークを迎えますが、4月にはほとんど8月のピーク時と同じくらい増えています。

Q.紫外線の最も強い時間帯は?
A.午前10時から午後2時頃までです。この時間帯に1日の半分以上の紫外線が降り注ぐと言われています。

Q.水の中では日焼けしない?
A.いえいえ、水はわずかな紫外線しか防いでくれません。むしろ、水面の反射は紫外線の浴びる量を増やすといえます。

Q.日焼けは健康的?
A.といわれたのは昔の話です。日焼けは身体が紫外線の害を防ごうとする防衛反応。注意信号ですね。

Q.紫外線の害は、日焼けだけ?
A.急性の害として、日焼け、雪目や免疫低下(身体の抵抗力の低下)などがあり、慢性の害として、光老化(シミ・しわ)、良性や悪性腫瘍、白内障などがあります。
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Q.紫外線を防ぐポイントは?
A.紫外線の強い時間帯(正午前後)外に出るのをできるだけ避ける、日陰を利用する、日傘、帽子、長袖、サングラス、日焼け止めなどを利用するとよいでしょう。
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Q.ガラス越しの紫外線は?
A.紫外線B波は厚みがあれば結構ガラスに吸収されますが、A波は透過します。普通のガラスではあまり防げないので、最近では紫外線カット機能のあるガラス、紫外線防止フィルムなどの使用が人気です。

Q.今年の夏の日焼けでシミができた?
A.違うんですよ。今年の夏の日焼けが「最後の一押し」なんです。ゼロ歳からの紫外線ダメージが蓄積されて、それがあるレベルを超えたときに、シミ(老人性色素斑)が突然できてくるんです。

さて、次回は皆さんが気になる日焼け止めの上手な使い方のお話です。