ニキビ痕の治療について ~凹み治療はNO PAIN NO GAIN~

最近ニキビ痕の患者さんが老若男女を問わず、増えてきたように思います。
そこで、今回はニキビ痕の話をちょっとまとめてみました。

1)ニキビ痕の赤み、シミ
ニキビ痕といっても、ニキビの赤み、シミ(色素沈着)はわりあい簡単です。新しいニキビができなくなると、自然に消えていくものなのです。よく「ニキビ痕が治らないんです」と患者さんが言われますが、それは新しいニキビが次々できると「前のニキビ痕は消えていくのに、別のニキビ痕が増えていくから治らないと思うだけ」、一個一個ニキビの赤みシミは必ず治っています。ニキビ痕の赤みやシミは、ビタミンAの塗り薬やクリーム、ピーリング、洗顔指導などで比較的簡単に治っていきます。
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▲ビタミンAの治療(治療期間:9ヶ月)

2)ニキビ痕の凹凸
凹んでしまったところは、実は手間と時間がかかります。20年以上前は、ほくろを削るような炭酸ガスレーザーでニキビ痕をひろく削る治療が行われ、改善しない割にレーザー後の色素沈着が出現して大変だったこともあったそうです。したがって数年前までは、強めのピーリングや、ビタミンAの治療で「ゴツゴツした感じが少~し、やさしい感じになることはできても、へこみを治すことはできませんよ」と説明していました。しかし、ひろく皮膚全部削るのではなくて、正常な皮膚を残して点状に穴をあけていくレーザー(アファームマルチプレックスなど、肌の入れ替えレーザーとか、と言われています)をあてると、肌が入れ替わっていってニキビ痕の凹みも改善されていくことがわかってきました。アファームマルチプレックスレーザーを5~10回照射した患者さんは、ゴツゴツしていた肌がかなりなめらかになってきています。
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アファームマルチプレックスレーザー 8回(治療期間:2年)

この種類のレーザーの特徴は「強いほど効く」です。アファームマルチプレックスは、麻酔のクリームが必要です。
しかし、麻酔のクリームを塗るとほとんど痛みはなくチクチク程度です。お化粧をして帰ることもできます。
そして、今度6月にデモキャンペーンでするアンコア(ブリッジセラピー)は、さらに強いレーザーです。麻酔塗っても痛く、1日だけガーゼを貼って帰ります(弱く照射するとガーゼはいりませんが、効果が弱くなります)。レーザー後にぼんやりした色素沈着も時に出てきます(肝斑がある人はできません)。しかし、アファームマルチプレックスより治療回数が少し少なくなります。
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そして、これらのレーザーが正統派の治療ですが、マニアックな治療として針付きローラーのダーマローラーも時々します。ダーマローラーはガーゼはいりませんが、麻酔のクリームを塗ってもかなり痛いですね。


もうお分かりでしょうが、ニキビ痕の凹みに対しては「NO PAIN NO GAIN(痛みがなければ、効果もない)」なのです。でも、ニキビ痕の治療は頬だけとか、部分的なので短時間の我慢。

痛いと言っても麻酔を塗るとほとんど痛くないアファームマルチプレックスレーザーでコツコツと確実にいくか、痛みを我慢してダーマローラーやブリッジセラピーを一回やってみるか?患者さんは、きれいに二手にわかれました。「やります!」か、「え~、痛いのいやです。アファームマルチプレックスでいきます」か。

*ブリッジセラピーモニター(6月10日~15日)希望の方、どうぞ気軽にご相談に来てくださいね。
ブリッジセラピーモニター募集のご案内はこちら>>

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最後に、このような話をすると「ニキビ痕が残ると、こんなに大変」と思われるかもしれませんが、レーザーの治療やビタミンAの治療を行なうと、実は肌の老化修復になります。
ニキビやニキビ痕を治そうとすると、その分かなり肌のアンチエイジングになっているわけです。実際ascのスタッフの中でも、肌のトラブルが一切なかったスタッフより、20代のときニキビ・ニキビ痕で悩んでいたスタッフの方が、きちんと治療に励むので30代になると明らかに肌が若くパーンとはってツヤツヤです。そう思うと、ニキビ痕の治療はただ大変なのではなくて「素晴らしく前向きな治療」と考えられます。

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アファームマルチプレックス講演会がありました!

 「肌質の改善と向上」をテーマに置いたレーザーと光治療専門の医師、藤本幸弘先生をお呼びして、3月1日にアファームマルチプレックスの講演会を開催いたしました。アファームマルチプレックスレーザーを、日本で初めて導入されたドクターです。

詳しくはこちらを見てくださいね。

レーザー の簡単な(本当に簡単な)歴史の流れは、大きく言うと3つの流れになります。

・第一の流れ(メスのように部分的治療のレーザー)
      
・第二の流れ(進化した美顔器みたいなレーザー)
      
・第三の流れ(若い時の肌に入れ替えるレーザー)

 2004年にできてきたのがフラクショナルレーザーです。肌に小さな穴をいっぱい開けて、その穴が治るとき、肌が修復されて、結果「若いときの肌に入れ替える」レーザーです。「キメを整え、つやを出す(肌質をよくする)」ので、毛穴の引き締めやたるみに効果があります。フラクセルやアファームが代表的なレーザーです。

 藤本先生は特にこの「第二と第三の流れのレーザーのスペシャルリスト」で、今回
アファームマルチプレックスの素晴らしい症例写真をたくさん持ってきてくださいました。素晴らしい効果が見えました。
 海外のドクターとの交流が多い先生によると、白人は東洋人よりずっと年をとるのは早く(しわ、たるみ)、レーザーで手入れをしていってる人と、そうでない人の差が非常に大きいらしいです。現在50才近い俳優で、20代~50代までの写真を並べてみると、20代の頃同じ映画に主演して同じように若かった俳優さんが初老のようになっているにもかかわらず、相変わらず若いままでビックリしました。3ヶ月に1回のレーザー治療がベースらしいです。

 特に、アメリカは、「学歴と見た目」が非常に重視される社会だそうで、会社の重要なポストに就いている人や政治家は「若さ」が絶対必要なんだそうです。そこで、必ず皆さんフェイスケアに必死になるから、美容医療レーザーの発展も著しいんですね。フォトフェイシャルは、もともと戦闘機の塗装を、なんとか簡単にうまくはがせないかと考えて、光ではがすところから生まれたらしいですよ。
 もちろん、レーザーはスイッチを入れたりきったりする懐中電灯みたいなものではありません。撮影において細かい微調整までが可能な、いわばデジタル一眼レフカメラのようなもので、プロ仕様な分、誰でもが高い効果を出せるわけではなく、それぞれ治療法に様々な工夫が必要ということでした。そうです、私もいつもフォトフェイシャルやアファームマルチプレックスは、結局職人芸みたいなものだなぁと思っています。

 しかし、見た目が仕事までに関係するシビアなアメリカと違って、「日本でよかった~!」
その海外の発達した技術を取り入れて、私たちは「ちょっと若く見えるといいな~」という程度で十分うれしく幸せな気分になれるんです。「今日は誕生日、自分のご褒美に1回肌の入れ替えレーザーでもするか!」みたいに。

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